相続放棄と自己破産のどちらがいいか

財産のほかにも借金がある方がお亡くなりになられた場合、財産も借金も相続することになります。
もし財産よりも借金のほうが多額でとても自力で返済できない場合の相続対策には相続放棄、または自己破産などの選択肢があります。
相続放棄はお亡くなりになられた方の財産を相続することはできませんが、借金も相続せずに済みます。
借金の返済に悩まされずに済む、ご本人の財産について影響を受けることがないのが一番のメリットです。
それに対して自己破産ではすべての借金がゼロになる代わりに、一定以上の財産は差し押さえされ処分され債権者への配当に回されます。
差し押さえの対象になるのは住宅や土地などの不動産のほか、99万円以上の現金や20万円以上の預貯金、20万円以上価値のあるマイカーや有価証券など様々です。
自己破産されると相続された財産だけじゃなく、ご本人の財産についても差し押さえの対象になります。
20万円以上の預貯金がある場合は99万円までの範囲で現金に換えておくといった対策も行えますが、できる範囲は限られています。
さらに自己破産では官報にご本人の住所氏名が記載されてしまいます。
破産者名簿へも記載されてしまいます。一部の職業や資格などで制限され一定期間就けなくなります。
住所を移転したり長期間の旅行を行う際は裁判所の許可が必要です。
信用情報に自己破産が記録され最大で10年間、クレジットカード作成や新規ローンを組むことが難しくなります。
連帯保証人のある借金がある場合は、連帯保証人に債権者から一括請求が来て迷惑をかけてしまいます。
一度免責許可が下されると7年間は再度自己破産ができないです。
届いた郵便物は破産管財人が管理しますので中身を見られてしまいます。
自己破産されると何かとデメリットが大きいです。
相続放棄のほうが何かとメリットが大きいですが、相続があることを知った時点から3か月以内までという相続放棄の熟慮期間が設けられています。
これを過ぎてしまうと相続放棄が認められない可能性があるので注意が必要です。

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